Man Push Cart
Man Push Cartという映画を見ました。随分前に予告を見ておもしろそうだなと思いつつ見逃したため、NetflixのQueueに入れて待つこと1年以上・・・。

先月やっと見ることができました。せっかくなので感想を。
監督はイラン系アメリカ人のRamin Baharani。パキスタンからやって来たPushcart vendorのAhmadが主人公の物語。以前はパキスタンの人気ポップスターだったAhmadは、妻を失い、心のよりどころである一人息子にも中々会わせてもらえないという境遇のなか、悶々としながらNew York・MidtownのCartでベーグルを売るという日々を過ごしていた。単調な毎日の繰り返しの中に心地よさを感じながらも、厳しい状況から抜け出すチャンスをうかがっていた・・・。
少しネタばれになってしまいますが、結論からいうとやりきれないというか、見終わった後脱力感が残る映画でした(私はね)。アメリカ人には受けがあまり良くない映画でしたね(政治的にというわけじゃない)。なんというか、ストーリーの展開が中途半端でゆっくり。普通の人の普通の話があってもいいとは思うのですが、きっと何かあるはずと思ってみていると裏切られます。もしくは人生はそういう期待と失望の繰り返しだというのが、映画全体のメッセージなのかな。
監督はまだ30歳という若さのColombia alum。ブッシュのアフガン攻撃以降、NYで見かけるアフガニスタン人はほとんど皆Pushcart vendorであると気付いたところから、ストーリーのオリジナルのヒントを得たとインタビューで話しています。911後に撮影された映画でありながらも、それを語ったりにおわせるシーンはありません。確実に人々の中にその思いがあるということはわかっていながらも。
題材は、この国にとっては繊細ながらも興味深いテーマだと思うので、もう少しうまく演出できたらよかったのに(どうって言われると困るけど)と思う一方、いっそもっとドキュメンタリータッチにしてしまった方が良かったのでは?などとも思います。それにしてもこの主人公のパキスタン人青年、この映画で初めて演技をしたのだそうです。ストーリーが淡々としている為か、彼の演技がはて上手いのかどうなのか分かりにくくなっております。外国の映画祭では色々取り上げられていたようですけどね。主人公が延々とCartを押している姿(実際は引いている)や馴染みのあるNYの街角のStandの様子などから、見ていて自分なりに思いをめぐらせる映画ではありました。そういう意味ではおもしろかったと言えるかな。
こちらがTrailerです。



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