8 Mileに見る境界線
Wrapのよさって今ひとつわからなかったのですが、そんな偏見を取り除いてくれたのがEminemでしょうか。結構前の映画ですけど、いまだにときどき見ています。

White Trashっていうコトバがありますよね。直訳しちゃうと白人のクズ(あぁぁぁ)。白人全体を指すとか、アメリカ人全体を指すわけじゃないから、フランス人を”Frog”と呼ぶみたいのとはニュアンスは違うけど、特定の社会層を指すという意味ではWASPみたいな感じでうかつに言えませんよね。
Detroitにある8 Mile roadは富裕層と貧困層、白人と黒人をわける境界線的な役割を果たしている道。実際にEminemの出身地であるこの地で、彼がWrapperとして成長していく姿を描いた半自叙伝的な作品。もう新しくないし、すでに多くの人が語ってるでしょうからストーリーはこの辺にして。とにかくEminemがTrailer Houseに住むWhite Trashという設定のスタートから描かれております。まぁ8 Mile roadを挟んだ対岸の”富裕層”って言うのもあやしいですけど。しかしアメリカは道路を挟んでがらっと雰囲気が変わることってよくありますね。私が昔住んでいた地域も、大きな道路を挟んだ反対側が割と危険な地域で、あるとき性犯罪者がごろごろいると分かり、以来結構怖かったです。
※興味のある人はこちらのWebsiteでCityとStateを入れてSearchしてみてください。写真付きでフルネーム、Apt#入りの住所までが出てきます。ManhattanはOffenderのdotsで隙間が見えなくなりそう(汗)。気をつけよう・・・。
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上のサイトですが、犯罪歴や身長体重までしっかり書かれていて、身動きできないようになってますね。ここまでしっかりしたデータベースが、一般公開されてるというのはすばらしいと思います。近所に誰かが引っ越してきたらしっかりチェックしましょう、みたいなことも書かれてますし。当局の活動にも限界がある以上、こうして自分で身を護ることはある程度必要なんでしょうね。日本もいつかこういう風になる日が来るのかな。
話が逸れました。とにかくこの映画を見て思うのは、こんな環境で(失礼)よくEmのような白人が(本当かうそかRabbitと呼ばれてるし)Wrapperとして這い上がってきたなぁということです。他に有名な白人Wrapperっていましたっけ?そういう意味では彼はすごくリベラルで、本当にWrapを敬愛していて、しかも才能があるんだなと思いますね~。私全然Hip Hopとかに疎いですけど、映画のなかのWrap対決はちょっとかっこいいなぁなんて思いますもん。

Eminem自身の育った環境を考えると、母親との絶縁・裁判や結婚離婚を繰り返す波乱万丈な人生って説明が付くのかもしれないなぁなんて思います。境界線上で生きてみないと見えないことってたくさんあるからね。頭で分かっていても自分が身を置かないと理解できないことって人生には多いのだ。
そうそう、あとはやっぱりLose Yourselfですね。アカデミー賞もとってるけど、本当にパワーがあってエネルギーがわいてくるっていう感じ。Video貼っちゃいま~す。
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