A Mighty Heart
年末に前から見たいと思っていたA Mighty Heartを見ました。主演はAngelina Jolie-でも去年の夏の公開の頃に、この映画の話題を聞いたという記憶がないんですよね。劇場公開も限られていたようで。

タイトルのMighty Heartとは、とてつもなく寛容な心とか並外れた勇気とかいう感じの意味でしょうか。
余談ですが、この映画当初はJennifer Anistonが演じるはずだったらしい。そう、製作側にBrad Pittが名前を連ねているのです。実際クレジットにはProducerとして登場してます。見終わった感想で言えば、Jenniferが演じてたらちょっとパンチが弱いんじゃないかなぁと思います(そもそも南米の血が入ってるように見えないし)。
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実話に基づくこの映画、ストーリーは2002年にパキスタンのカラチで誘拐・殺害されたジャーナリストのDaniel Pearlについて。 DanielはWall Street Journalの南アジア局長としてこの地域に赴任していた。911から間もないこの頃、彼はとあるshoe bomber(靴による爆弾テロリスト)についてのリサーチの為とあるインタビューへと向い、そのまま誘拐されてしまうのだった。自身もジャーナリストである妻Mariane Pearlが執筆した”A Mighty Heart: The Brave Life and Death of My Husband Danny Pearl”を原作とし、実際のストーリーもほとんどが彼女によるシーン。当時第一子の妊娠中(6ヶ月)だったという彼女へのあまりにも厳しい試練、そして残念な結果。第一線で活躍するジャーナリストの拉致・殺害ということで、当時アメリカでも大きな関心を集めた事件を、月日が経った今妻の視点から映画化。
Marianeは南米出身ヨーロッパ育ちという設定なのですが、アンジーの訛りのある英語が印象的。最初はかなり聞き取りづらく、どこのアクセントをまねしてるんだろう?と首をひねっちゃいました。とにかくこの妻、自身もジャーナリストであるだけあって積極的に夫の捜索に関わっていきます。そして妊娠中であるにもかかわらず気丈に振る舞い、夫の無事を信じてCNNに出演し犯人達にも訴えていきます。決定的な最後を知ったとき、はじめて狂ったように悲しむシーンには胸が詰まされました。

もちろん映画の本題というか、本来注目すべき点はいかにDanielそのものが勇敢であったかにあるわけです。彼が誘拐されたのは、彼がアメリカから来たジャーナリストであったということ、そしてJewishであったということ。殺害シーンを収録したビデオには直前に彼自身が言葉を残しています。
My name is Daniel Pearl. I am a Jewish American from Encino, California USA. My fathar’s Jewish, my mother’s Jewish, I’m Jewish.(中略) … Back in the town of B’nei Braq there is a street named after my great grandfather Chayim Pearl who is one of the founders of the town.
こういったシーンでよくあるようにテロリストに強制的に言わされている、というのもあるでしょう。しかし、彼の父親いわく最後の部分は親族以外は知ることのない事実で、Danielは自らの意志でJewishの誇りを持って言ったのであろうといわれています。
実際のDaniel Pearl。演じた俳優はよく似てた
Mariane Pearl本人
そうそう。捜索チームのCaptainを演じるのはThe Namesakeのパパ役だったIrrfan Khanではありませんか。ひそかにツボにはまっていました。中々味のある俳優さんです。
The Namesakeのときと違ってキレのある捜査員役
日本でも昨年末に公開されていたようですね。実際の事件を知ってから見ると、映像に見えていることだけでなく色々なことを考えさせられると思います。ジャーナリストがテロの標的になる、というのはこのご時世よく聞く話です。実際私達は彼らの情報を頼りにしているわけですから、無関心でいるのはどうかなと思わされた映画です。
日本語のOfficial Siteはコチラから。英語版はコチラ。英語版のintroがしゃれてますね。
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