Atonement - つぐない
今日は第80回Academy Awardsの受賞式。まもなく本編が始まるみたいですが、今のところRed Carpetを歩くセレブリティ達が次々と映し出されています・・・。
LAにいる間、Best Pictureにもノミネートされている AtonementをHollywoodのArclightで見てきました。
Arclight Cinemasは映画の都 Hollywoodならではの他ではないような設備の整ったきれいな映画館。

AtonementはBest PictureをはじめActress in a Supporting Roleなど 7部門にノミネートされています。Golden Globeでも受賞済みなだけにこれは期待できそう。
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Arclightが普通のシアターと違うのは、変わった形の建物からも見て取れます。一般的に、アメリカの映画館で座席指定は珍しく(日本では一部のシアターでかなり前からありましたけど)、新作を良いシートで見たければ最低30分以上前に到着した方が無難です。 一方Arclightは、自宅を出る前にインターネットでチケット購入&座席指定まで出来て、あとは自分達が映画館に行きさえすればOK。年齢制限のある映画の場合、成人対象なら座席でアルコールも飲めちゃいます。シートもかなりゆったり目、それに映画が始まる前のトレーラーがほとんど無しなのも嬉しい♪
ゴルフボールを半分に切ったような球状のドーム
なぜか料理学校が同じ敷地内の設備に。というか周りのお店は映画とは全然関係無し(汗)。
さて、そこで見たのが話題の映画Atonement。邦題はつぐない。Ian McEwanの小説をもとに映画化されたもの。
1930年代のイギリス。裕福な政府官僚の邸宅を舞台にストーリーははじまります。互いに思いを寄せ合っている、長女Cecilia(Keira Knightley)と使用人の息子Robbie(James McAvoy)、そして小説家を目指すCeciliaの13歳の妹Briony(Saoirse Ronan)。誤解が重なり、CeciliaとRobbieに嫉妬したBrionyはある出来事の罪をRobbieにかぶせる証言をして、医学生を目指していた彼を刑務所に行かせることに。それから3人の運命は大きく変わってしまうことに・・・。

ストーリーはとても古典的、というか当然時代背景からもそう感じたわけですが、映画の構成そのものは単なる古典小説の再生にとどまっていないところが、今までのものとは違うところ。たとえば効果音。タイプライターと虫の羽音が、いくつのシーンで登場人物の心情表現をうまく補足しています。それから時間軸。あるシーンのAfterを見せてからいきさつを辿るのは、視聴者を飽きさせないし上手な見せ方だと思いました。

そういったテクニカルな面もかなりユニークですが、演じる役者陣も負けていません。Keira Knightleyというとこういうタイプの役がぴったりですね。ちょっと一昔前のタイプの女優さんという雰囲気がありませんか、彼女?とてもきれいなんですけどね。この映画の中でもグリーンのサテンドレスを着てるシーンが凛としていて素敵でした。これもこの時代なんでしょうけど、映画の中で女性男性かまわず、ありとあらゆる人が喫煙している(!)のがちょっと気になりました。看護婦のBrionyが宿舎でプカプカ、Robbieも生きるか死ぬかの戦場でプカプカ、みたいな(笑)。
Actress in a Supporting RoleにノミネートされているSaoirse Ronan。個人的には受賞して欲しいなぁ。この映画で、13歳時代を演じる彼女は1時間も出演していないと思いますが、後半彼女抜きのシーンが続きながらも、しっかりとその存在感が消えません。それだけ強烈な役柄と、それを十分体現している彼女の演技力。大物女優になる予感です。18歳のBriony役が結構雰囲気が変わってて、えっ?と感じたのは私だけでしょうか。
映画そのものは決してハッピーエンドではありませんが、とにかくいろんな意味で心に残った映画でした。幼い子供の心の闇というか、残酷さが、見ているものにやるせなさを残します。自分のしたことの重大さに大人になって初めて気付いたBrionyのしたつぐないとは・・・。
日本ではGW公開のようです。

なんとなく若い頃の広末涼子を彷彿させませんかー?
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